通常、眼位に異常がないかを調べるときは、その前に近視・遠視・乱視などの屈折異常から検査します。ですので、普段メガネをかけているひとは、メガネをかけた状態で行ってください。このセルフチェックは5m先にあるものが見えている状態から始めます。それでは、手順にそってセルフチェックをしてみてください。
この手順3の「見えたときの目の動きをチェック」で、斜位の可能性があるかないかを簡易的に判断してみてください。
だいたい距離の感覚がつかめたら、対象物(時計、テレビ、絵画、看板、停車してる車のナンバーなど)を決めて、両目でしっかり見てください。
例えば、この部屋で奥にある壁掛時計を対象物にします。この時にビシッとはっきり見えてなくても構いません。 決めた対象物をちゃんと見てる状態という感じて大丈夫です。
両目で対象物を見ている状態から、片目をスッと隠します。その時も、隠した方の目はしっかり開けておいてください。 それと、手は軽く目をおおうカタチで、目にふれないように離してください。それから、同じ手で1秒〜2秒くらいしたら左右を入れ替えそれを数回繰り返してみてください。
両目で対象物を見ている状態から、片目をスッと隠します。その時も、隠した方の目はしっかり開けておいてください。 それと、手は軽く目をおおうカタチで、目にふれないように離してください。それから、同じ手で1秒〜2秒くらいしたら左右を入れ替えそれを数回繰り返してみてください。
あなたの眼位が正常なら、見えている感じに変化はないでしょう。右目と左目の距離が少しあるので、少しズレてみえるのは当たり前です。
もし、あなたに眼位の異常が見られる場合は、こんな見え方になります。下の例では外斜位の症状がある方の見え方ですが、上下斜位や内斜位はズレかたが変わります。
ちょっと分かりにくい映像になりましたが、これは、かくした方の目が見る対象を失ったときに「楽な場所に戻る」現象です。そして、再び対象物を与えたときに、楽な位置にズレていた目が対象物をとらえようとする動きなのです。
その様子を第三者的にみると、下のような動きになります。これは大げさに動かした例ですが、実際には1〜2mmほどの動きだけでも、眼位異常があると判断します。ご自身でセルフチェックを行い、ご家族や周りのお友達にもぜひ教えてあげてください。 眼位異常を発見し、プリズムレンズで対処することができると「人生観が変わる視力」を手に入れることが可能です。